高校準備コース卒業
Aquinas College 2年間在籍、卒業
上智大学 総合人間科学部 社会学科 在学
中学生2年生の夏ごろ、担任の先生と合わないと感じてしまい、体調を崩し気味になり学校に行けなくなったというYさん。日本の学校の厳しいルールに疑問を感じ、校則に縛られるという事がストレスであったものの、当時学校の勉強、クラブ活動や塾等、色々なことを無理して頑張り過ぎていたこともあったと振り返ります。
そんな中、中学の秋頃、ある留学エージェントが出版した本をご両親が読み、その本の中に出てきた生徒の体験談が自分と似ているとのことで留学を勧められたそうです。もともと両親には色々な世界を見て欲しいと言われており、自分でも世界を見たいと思っていたそうで、それがきっかけとなり留学を決意しました。
ニュージーランドに来てみて社会全体がのんびりしていて、カフェが3時に閉まったり、お店が5時に閉まる等、日本と比べて驚くことも多々あったそうですが、その分社会的な「こうあるべき」があまりなく、人々が自由に生きているところがYさんには合っていると感じました。それと同時に自分で決めるということは自己責任や自立が求められる事にも気づきます。例えば、ホームステイでも自分のことは自分でやるということが多く、学校の課題やテストも生徒の自主性に任されており、分からないことは自分から確認し、自分で計画的に学習を進めるという学習スタイルで自立心を学びました。
留学生活はもちろん楽しい事ばかりでは無く、11歳~18歳までの小規模なカトリック系の私立現地高校に進学してからは、多くの生徒が小さな時から一緒に通っていたためすでに友達グループが出来上がっており、外国人の転校生として入って現地のお友達をすぐに作るにはそれなりに苦労があったそうです。しかし、まずは同じアジアからのインターナショナルの生徒のお友達を作っていき、そのお友達を通して友達の輪を広げていくという方法でお友達が増えていきました。自分で考えて行動をすることでこのような壁を一つ一つ乗り越えていったのはYさんにとって大きな自信となりました。
今振り返ると日本での学校生活で色々と悩んだことも、「これを乗り越えられたのだから何でもできる」という覚悟のようなものが自分の中に確立され、それが留学の助けになったそうです。
留学ではまた、自分のキャパシティーを知り、しっかりと自己管理をすることの大切さにも気づかされました。ニュージーランド人は夜はしっかり睡眠をとるために早く寝たり、朝は朝日を浴びたり、適度な休息、気晴らしや運動等、自分の健康管理をきちんと考えている人が多く、Yさんも自立神経をきちんと整える生活をすることや自分の容量を把握し休むことが必要な時には休息するなど、自分を見つめて自己管理をきちんとすることの大切さを学びました。
ニュージーランドに来てからは国際関係の仕事をしたいという夢ができ、上智大学総合人間科学部社会学科に入学しました。そこでは国際政治や社会問題等、幅広い分野の勉強をしているそうです。ニュージーランドに来てみて、小さな町でも活力があり、栄えているように感じ、日本の少子高齢化の問題と共に地域社会にもっと元気になって欲しいという思いが芽生え、政治や社会学科に興味を持ったそうです。
留学を終えてみて、今留学を考えている人たちにYさんは是非チャレンジしてみて欲しいと言います。そして留学をするのであれば何か目標を持って何でも良いので興味のある事を見つけて欲しいそうです。Yさんは今大学に通いながら都内のカフェでアルバイトをしています。そこは外国人観光客が多いそうで、ニュージーランドで培ったコミュニケーション能力が活かされています。行動をすることで見えてきた自分の可能性。Yさんは今生き生きと自分らしい未来に向かって歩んでいます。







