高校準備コース卒業後
Te Puke High school2年間在籍、卒業
東洋大学 社会学部社会心理学科 合格
中受験をして女子中学に進学したHさんは、中学生になって人間関係で悩んだそうです。また、集団行動が苦手で自分の興味の無い科目を勉強をすることも楽しめず、だんだんと学校に行けなくなってしまいました。しかし、もともと海外に興味があり、海外旅行に行った時、海外ののんびりした雰囲気や自然が好きだったため留学をしようと決断します。
Hさんは留学をしてみて、まず心が解放されたそうです。日本では親が色々と心配してくれて、そのために学校や勉強の事等色々と口を出されることがありましたが、海外でホストファミリーとの生活はある程度距離感があり、Hさんにとってはそれが心地良く、同時に自立することができました。学校も日本とは大きく異なり、みんなが決まった同じ科目を勉強するのでは無く自分の興味のある科目を選択して学習できること、集団行動に重点を置かず個々の生徒の個性を大切にし自主性を大事にする教育方針がHさんには合っていたそうです。また、Hさんの行った現地高校は色々な国の留学生がいて、Hさんは様々な国の人と触れ合います。その中でニュージーランド人、ドイツ人、フランス人の生徒と特に仲良くなり、彼らの裏表が無い、何でもストレートに話す文化が自分には合っていると思ったそうです。
現地校ではパシフィック・リム・カルチャーという南太平洋の国のダンスや文化を学ぶ科目が特に好きでした。その科目では、例えば文化の違いについて自分で調べて共有しあう課題があり、Hさんは南太平洋の島国のタトゥー(入れ墨)文化について調べたそうです。日本ではタトゥーに対する根強い偏見がありますが、南太平洋のサモア等の国ではタトゥーは社会的地位を表すものだったりと、文化の違いによって同じ事柄に対して価値観が大きく違うことがとても興味深かったそうです。
またHさんはダンスが好きでダンスクラブに参加し、自分たちで振り付けを考えて地域のダンスコンペに参加したり、ジャパンフェスティバルという日本文化を紹介する地域のお祭りでも、日本の文化を表現するダンスの振り付けを考えて披露したそうです。そこでは日本のソーラン節等、日本の伝統的なダンスをヒップホップと融合させた振り付けを考え、それをグループに教えてみんなでパフォーマンスをしました。
ニュージーランドでのびのびと自分を自由に表現することができる経験をしたHさんは日本で東洋大学の社会学部社会心理学科に進学を決めました。日本で公認心理士を目指したいのだそうです。自分が日本で不登校になってしまったのに、留学しここまで回復できたことがなぜなのか知りたいと思ったことがきっかけだそうです。人と人の関わりがどのように人の心理に影響をするのかという事をこれから研究し、自分と同じように不登校になった子供たちも助けられるのではないかと思っています。
Hさんは自分の経験から環境を変えるという事が人生に与える影響は大きいと言います。違う文化/価値観を学ぶ、様々な文化に触れるという経験はHさんの視野を広げてくれました。また、生き方に対して大らかで自由なニュージーランドだからこそ不登校等に対するマイナスな視点も無く、Hさんは自由に個性を生かしてのびのびと生活できたと感じたそうです。
Hさんは日本で学校が合わないと感じる人には一度日本を出てみて欲しいと言います。なぜなら環境を変えることは自分が変われるチャンスだからです。







