こんにちは。エバコナのカースです。
エバコナでは去年の終わりから若者集会というものを大体2週間に一度のペースで行っています。若者集会には主にクリスチャンの生徒が参加しているのですが、他にも参加を希望する生徒がいれば自由に参加できるようにしています。内容は大体聖書の中にある物語を一つ読んで、それについて現実社会の中での問題と当てはめて話をし、生徒たちの意見や感想等をディスカッションしたりしています。30分程の短いセッションですが、色々な事に日々悩む思春期の生徒たちの精神面でのサポート、またこのような機会を通して彼の精神的な成長をサポートしていく意味ではじめた試みです。
例えば先月のセッションでは聖書の中の「放蕩息子」の物語について話をしました。このお話はある父親と2人の息子のたとえ話です。一人の息子は真面目に父親の言う事を聞いて父親を助けて堅実に生きるのですが、もう一人の息子は父親に自分の遺産相続分のお金を要求し、そのお金を持って遠くに行き放蕩な生活をしてしまいます。その後放蕩息子はお金を使い果たして、大変な困窮に陥ります。食べ物も無くなり、豚の餌をむさぼる程飢え寸前にまで追い込まれてしまいます。そして、はじめて自分のしたことを深く後悔し、決心をして父親の元に戻り許しを乞います。すると父親は大手をあげて息子の帰還を喜ぶというお話です。その時ずっと忠実を尽くしてきたもう一人の息子はそんな放蕩息子を簡単に許して可愛がる父親に怒ってしまいます。続きを読む